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【材料】神戸物産が反落、円高響き16年10月期最終利益予想を下方修正

神戸物産 <日足> 「株探」多機能チャートより
 神戸物産<3038>が反落。13日の取引終了後、16年10月期の連結業績見通しについて、純利益を53億円から21億円(前期比49.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。為替が想定より円高で推移したことで、一部のデリバティブ商品について評価損が計上されたことが要因という。ただ、円高の影響で輸入コストの低減が図られたほか、オリジナル商品がSNS上で話題になるなどして販売は順調で、営業利益は90億円から93億円(同36.7%増)へ上方修正された。

 同時に発表した第2四半期累計(15年11月~16年4月)決算は、営業利益50億3000万円(同61.4%増)、純利益10億2100万円(同56.5%減)だった。業務スーパーで17店舗の純増が寄与。また、消費増税後に講じた施策により客数が増加したことに加えて、海外直輸入商品やオリジナル商品の開発で客単価が増加し、既存店売上高が4.8%増となったことも貢献した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年06月14日 11時09分

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