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【市況】東京株式(寄り付き)=売り買い交錯、世界株安嫌気も下げ幅は限定的

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は売り買い交錯のなかやや売り先行、寄り付きの日経平均株価は前日比17円安の1万6001円と続落。

 前日の欧米株市場は総じて下値模索の動きを続けており、東京市場でも引き続きリスクオフの流れのなかで買い手控え感が強い。世論調査の結果を受けて英国が欧州連合(EU)から離脱する懸念が高まりをみせていることが世界株安の元凶となっているが、このほか予想を下回る中国の経済指標や、米国での銃乱射事件を受けたテロに対する懸念なども、投資意欲にネガティブな影響を与えている。今週は日米の金融政策の会合の結果を見極めたいとの思惑も様子見ムードを助長する。ただ、足もとの外国為替市場では1ドル=106円近辺のもみ合いと急速な円高の流れに歯止めがかかっていることや、日経平均株価は前日までの3日間で800円以上の下落をみせていることもあって、目先売り飽き気分も出ているようだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、6業種前後が高く、値上がり上位に紙パルプ、鉄鋼、情報通信など。値下がりでは銀行、証券、輸送用機器、海運などが目立つ。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年06月14日 09時08分

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