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【市況】個別に材料のある銘柄に資金が集中する動き/オープニングコメント

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日の日本株市場は売り優勢の展開が続こう。週明けの海外市場は、引き続き英国のEU離脱問題への懸念からリスク回避の流れが続くなか、NYダウは連日で3ケタの下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の15920円となり、日経平均は節目の16000円を割り込んでこよう。

 英国のEU離脱問題への警戒から積極的な資金流入は期待しづらく、14日、15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。日経平均は前日の大幅下落に対する反動も意識されやすく、節目の16000円処での攻防となろう。しかし、指値の薄い需給状況の中ではインデックス売買の影響を受けやすく、下へのバイアスが強まる展開も警戒しておく必要がありそうだ。

 ただし、個人主体による物色意欲は根強い。地合いが軟化するなかで、需給妙味の大きい銘柄や決算評価など、個別に材料のある銘柄に資金が集中する動きがみられる。物色範囲に広がりが期待しづらい分、資金が集中する銘柄へのインパクトも大きく、よりトレンドが強まりやすい状況にある。日替わり的な売買にもなろうが、目先は値動きのある銘柄に資金が向かいやすい。
《AK》

 提供:フィスコ

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