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【特集】【中国の視点】各国中銀:相次ぐ「金融緩和」、英国のEU離脱準備か


韓国中央銀行は今月9日、市場予想に反して政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低水準となる1.25%とした。また、ロシア中央銀行も先週、政策金利を11%から10.5%に引き下げた。ほかに、ニュージーランドは政策金利を2.25%に据え置いたものの、一段の金融緩和を実施する方針を示した。さらに、日本銀行が今週に金融緩和策を発表するとも予測されている。

各国中央銀行による一連の金融緩和の実施について、英国の欧州連盟(EU)離脱観測に備えて事前の準備だとみられている。

英インデペンデント紙が10日に発表した最新調査結果では、EU離脱の支持率が急速に上昇し、55%まで拡大。EU残留派を10%上回る。なお、EU離脱をめぐる国民投票は今月23日に実施される予定だ。

EUの域内総生産(GDP)に占める英国の割合は17.6%となり、英国のEU離脱がEU経済のメルトダウンを引き起こさないものの、EUの存在価値を弱めることが必至だ。
《ZN》

 提供:フィスコ

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