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【特集】VTHD Research Memo(8):毎年のように増配を行い、株主還元には積極的

VTHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

VTホールディングス<7593>は株主還元、投資家対応にも積極的だ。まず2014年4月1日付で1:3の株式分割を実施した。これによって投資単位当たりの金額が下がり、より多くの投資家にとって投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ると同時に、市場での流動性も高まることになった。

配当についても毎年のように増配を続けており、2011年3月期から2015年3月期までの年間配当金は、5.0円、6.67円、10.0円、12.33円、14.0円となった。また前期(2016年3月期)は、年間配当を16円に引き上げ、さらに東証1部上場記念配当2円を加えて年18円配当を行った。今期(2017年3月期)は今のところ通常配当16.0円となっている。

また、目標とする配当性向については、利益規模の拡大状況や他の上場企業の配当性向(平均値)などを総合的に判断して、それまでの30%から40%に引き上げた。前期は記念配当を行ったこともあり配当性向は51.8%となったが、今期(2017年3月期)も利益が減少予想であるにもかかわらず年16円配当を行うことから、配当性向は51.6%となる見込みだ。今後も利益水準に見合った配当を行っていく方針で、この姿勢は評価出来るだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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