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2016年06月13日15時20分

【市況】TCL通訊が急騰、TOB価格に鞘寄せの動き


週明け13日の香港マーケットでは、取引再開のTCL通訊科技HD(TCLコミュニケーション:2618/HK)が急騰。前営業日比28.91%高の7.18香港ドルで前場の取引を終了した。同社株は今月6日に株式売買を一時停止したが、本日(13日)から再開している。
TOB(株式公開買付)に期待感。携帯端末メーカーの同社は13日、親会社のTCL集団(000100/SZ)による非公開化計画を発表した。TCL集団はTOBを通じ、TCL通訊の全株式を取得する。TOB価格は1株当たり7.50香港ドルで、取引停止前の終値(5.57香港ドル)に対して34.65%のプレミアム水準。株式の買取額は最大で33億1661万香港ドル(約456億円)に上る見通しだ。
TOBが成立すれば、TCL通訊は上場廃止となる。TCL集団は併せて、新株予約権も買い取る方針。なお、TCL集団は現在、TCL通訊に69.43%出資している。
TCL通訊は親会社による非公開化について、通信設備市場の経営環境が厳しさを増し、先行き不透明感が強まっている点に言及。このことが株価にマイナスの影響をもたらす可能性があると説明した。また実際、2015年から株価の低迷が続き、株式の流動性が低下している現状を指摘。非公開化によって、上場コストやIR関連コストを削減できるとも強調している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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