【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … Ｊミート、鎌倉新書、大盛工業　(6月3日～9日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の水準から10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　ストリーム <3071>
　17年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比8.8％減の8300万円に減ったが、2-7月期(上期)計画の7000万円に対する進捗率が118.6％とすでに上回り、さらに前年同期の38.6％も超えた。

▲No.5　大盛工業 <1844>
　16年7月期第3四半期累計(15年8月-16年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比29.5％減の8600万円に減り、通期計画の1億5000万円に対する進捗率は57.3％にとどまり、さらに前年同期の93.8％も下回った。

▲No.7　ナトコ <4627>
　16年10月期の連結経常利益を従来予想の13億円→10億円(前期は10.5億円)に23.1％下方修正し、一転して5.4％減益見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4824> メディアＳ 　　東Ｍ 　 -10.10 　　6/ 7　　　3Q　　　　黒転
<3071> ストリーム 　　東Ｍ　　 -7.05 　　6/ 8　　　1Q　　　 -8.79
<3539> Ｊミート 　　　東２　　 -6.90 　　6/ 6　　　3Q　　　　　－
<6184> 鎌倉新書 　　　東Ｍ　　 -5.81 　　6/ 9　　　1Q　　　　　－
<1844> 大盛工業 　　　東２　　 -5.58 　　6/ 9　　　3Q　　　-29.51

<3399> 山岡家 　　　　ＪＱ　　 -5.18 　　6/ 3　　　1Q　　　 18.48
<4627> ナトコ 　　　　ＪＱ　　 -3.64 　　6/ 6　　上期　　　-30.46
<2163> アルトナー 　　ＪＱ　　 -3.36 　　6/ 8　　　1Q　　　 14.74
<6267> ゼネラルパ 　　ＪＱ　　 -1.96 　　6/ 3　　　3Q　　　-35.05
<7605> フジコーポ 　　東２　　 -1.02 　　6/ 6　　上期　　　 -1.04

<3172> ティーライフ 　東２　　 -0.83 　　6/ 3　　　3Q　　　 33.82
<9636> きんえい 　　　東２　　 -0.32 　　6/ 9　　　1Q　　　 14.63

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース