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2016年06月10日12時47分

【経済】中国ハイアールが世界大手に、GE家電部門を6000億円で正式買収


中国家電メーカー大手の海爾集団(ハイアール)は6日、傘下企業を通じて米ゼネラル・エレクトリック(GE)の家電部門を55億8000万米ドル(約6000億円)で正式買収した。1月15日に公表した購入予定額(54億米ドルから3.3%上乗せされている。取引額のうち33億米ドル(買収額の6割)は、国家開発銀行の長期融資を利用した。複数の中国メディアが伝えている。

中国で家電販売の伸びが鈍るなか、安定成長の見込める米国市場に参入する狙い。米国事業の開拓に向けた足がかりを獲得し、世界の家電メーカー上位に浮上する。外電報道によると、中国の家電販売はかつての2ケタ増から急減速し、2015年には1.6%増まで鈍化した。これに対し、米国の家電市場はここ3年間、平均6.1%の伸びを維持している。米国で安定したシェアを確保しているGEの家電部門を買収することで、ハイアールは現地大手の一角に食い込むことになる。

GEは昨年末の経営方針説明会で、家電部門の売却を16年前半に完了させる考えを表明していた。当初は同業のエレクトロラックスに売却することで合意していたが、米独占禁止当局の承認を得られず、断念した経緯がある。GEはエレクトロラックスに対し、33億米ドルでの売却を予定していた。

■企業紹介
山東省に拠点を置くハイアールは、民営の家電メーカー大手。冷蔵庫や洗濯機など、白物家電に強みを持ち、そのシェアは世界最大を誇る。12年には、三洋電機の白物家電事業を買収した。傘下には、青島海爾(600690/SH)や海爾電器集団(1169/HK)などの上場企業群を擁する。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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