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【市況】東京株式(前引け)=海外株安受けて売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 10日前引けの日経平均株価は前日比81円70銭安の1万6586円71銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は13億7049万株、売買代金概算は1兆5936億8000万円。値上がり銘柄数は540、対して値下がり銘柄数は1268、変わらずは149銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて軟調だったほか、WTI原油先物価格も反落したことでリスク回避の流れのなか売りが優勢となった。外国為替市場では1ドル=107円台での推移と円安に振れているが、自動車など主力輸出株の一角は堅調だったものの、内需株や資源開発関連などに売りが出て、全体を押し下げた。売買代金はきょうがメジャーSQ(株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数)算出日だったことから通常ベースより大きく膨らんでいる。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、JR東日本<9020>も下げている。ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、セブン&アイ・ホールディングス<3382>も値を下げた。神戸製鋼所<5406>が売られたほか、住友金属鉱山<5713>の下げも目立つ。半面、塩野義製薬<4507>が堅調、ブイ・テクノロジー<7717>も買いが優勢。芦森工業<3526>が大幅高、サンケン電気<6707>、ラウンドワン<4680>も大きく買われた。クックパッド<2193>、豆蔵ホールディングス<3756>なども上昇した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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