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【経済】(中国)テンセントがスーパーセル買収で交渉中、企業価値90億米ドル

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより

インターネットサービス最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:
700/HK)はフィンランドのゲーム大手スーパーセルを買収する方向で、ソフトバンク
グ<9984>と交渉を進めている。先月の時点でも同様のニュースが報じられたが、スー
パーセルの企業価値については市場の当初の見積もりを大きく上回るもようだ。90億
米ドル(約9630億円)との評価が示されているという。外電が9日、消息筋情報とし
て伝えた。
5月時点では、スーパーセルの企業価値は52億5000万米ドルと報じられていた。テ
ンセントは一連の報道に対し、コメントを差し控えている。
2010年設立のスーパーセルはモバイルゲームの世界的大手。牧場経営シミュレー
ションゲームの「ヘイ・デイ」や、戦略シミュレーションゲームの「クラッシュ・オ
ブ・クラン」などが代表作だ。ソフトバンクは2013年、スーパーセルの株式51%を15
億米ドルで取得。昨年になって追加出資し、持株比率を73%まで引き上げている。
スーパーセルをめぐっては昨年、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)とオンラインゲーム大手の上海巨人網絡科技が買収交渉を行ったが、物別れに終わった経緯がある。

■企業紹介
テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを
収益の柱とする。看板商品のIM(インスタント・メッセンジャー)「QQ」で築いた膨
大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々
と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィー
チャット)」の利用者が7億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばし
ている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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