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【市況】10日の株式相場見通し=イベント控えの週末で見送り姿勢

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 10日の東京株式市場は、来週に相次ぐ日米の金融政策決定イベントを控えた週末とあって、一段と模様眺め気分が強まりそうだ。株価指数先物・オプション6月物の特別清算指数(SQ)算出で、朝方の売買代金は膨らむものの、その後は見送り商状が予想される。10日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=107円を挟んだ水準での小幅な値動きとなっている。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比19.86ドル安の1万7985.19ドルと4日ぶりに小幅反落となった。前日のアジアや欧州の主要株式市場が軒並み軟調な推移となったことや、原油価格が下落に転じたことに加え、前日にNYダウ平均株価が1万8000ドル台を回復したことで目先的な達成感への反動もあり、売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比16.026ポイント安の4958.616と反落した。

 日程面では、5月の企業物価指数、5月の中古車登録台数、メジャー特別清算指数(SQ)算出に注目。海外では、米5月の財政収支、インド4月の鉱工業生産指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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