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【通貨】外為サマリー:1ドル106円中盤へ下落、日経平均下落で売り先行

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=106円77銭前後と前日に比べ20銭前後のドル安・円高で推移している。

 前日の海外市場では、ドルは一時、106円59銭まで下落したが、下値では買いが流入し、結局107円前後に値を戻して取引を終えた。

 この日の東京市場に移ってからは再度、売りが優勢の状態。日経平均株価が下落するとドル売り・円買いが優勢となり一時106円60銭台まで値を下げた。この日発表された4月の機械受注統計は、「船舶電力を除く民需」が前月比11.0%減と市場予想(同3.0%減)を下回った。前日に三菱東京UFJ銀行が国際入札に特別な条件で参加できる資格(プライマリー・ディーラー)を返上するとの報道が流れ、今後、日銀はマイナス金利政策の拡大は難しくなるとの見方が強まったことも、ドル売り・円買い要因となっている様子だ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1399ドル前後と前日に比べ0.0030ドル前後のユーロ高。対円では1ユーロ=121円71銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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