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【市況】9日の株式相場見通し=強弱感が対立しもみあい、円高進行に警戒感

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が堅調な推移で1万8000ドル台を回復したことに加え、原油価格の上昇も買い支援材料となりそうだ。ただ、その半面では外国為替市場で、円高・ドル安が進行していることから輸出関連の銘柄を中心に売りが先行することから、強弱感が対立する展開が予想される。9日早朝の外国為替市場では、1ドル=106円80銭台と先日に比べて円高・ドル安が進行している。

 8日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比66.77ドル高の1万8005.05ドルと3日続伸し、4月27日以来約1カ月半ぶりに1万8000ドルの大台を回復した。米原油先物価格が連日の上昇をみせ、指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近の7月物が1バレル=51ドル台まで上昇したことが好感された。ナスダック総合株価指数は、前日比12.888ポイント高の4974.642と反発した。

 日程面では、5月のマネーストック、4月の機械受注統計、5月の工作機械受注額、「東京おもちゃショー」(~12日)に注目。海外では、欧州連合(EU)内相・法相理事会(~10日)、アジア欧州会議(~10日)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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