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【市況】日経平均は続伸、中国懸念後退で上げ幅3ケタに広げる/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続伸。7日の米国株式市場は高安まちまちだったが、シカゴ日経225先物清算値16710円にサヤ寄せする格好で日経平均は47円高からスタートした。週末のメジャーSQ(先物・オプション特別清算指数)を控え、朝方は16700円を挟んだもみ合いとなったが、前場には円相場が強含むとともに一時93円安まで下落する場面もあった。ただ、昼頃発表された中国の5月貿易収支で輸入額が市場予想を上回り、同国の景気減速懸念の後退を好感して買いが優勢となった。大引けにかけて16800円台を回復して高値引けした。

大引けの日経平均は前日比155.47円高の16830.92円となった。東証1部の売買高は16億6613万株、売買代金は1兆8207億円だった。業種別では、空運業、石油・石炭製品、水産・農林業が上昇率上位だった。一方、保険業、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三井住友<8316>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などがしっかり。国債入札の特別資格返上で調整と伝わった三菱UFJ<8306>や、ファナック<6954>、NTTドコモ<9437>が2%超の上昇。前日急伸していたVテク<7717>やピジョン<7956>は続伸して4%前後の上昇。パナソニック<6752>も3%超高と上げが目立った。また、ワイエイシイ<6298>、ステラケミファ<4109>、丸和運輸機関<9090>などが東証1部上昇率上位となった。一方、村田製<6981>、KDDI<9433>、キーエンス<6861>、デンソー<6902>、OLC<4661>などが軟調。また、前日決算発表したイーブック<3658>や、ネクステージ<3186>、KLab<3656>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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