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2016年06月08日15時40分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):伊藤園、小野薬、そーせい、キリンHD

伊藤園 <日足> 「株探」多機能チャートより
■伊藤園 <2593>  3,945円  +75 円 (+1.9%)  本日終値
 伊藤園<2593>が反発、年初来高値を更新した。同社は7日の取引終了後、5月度の月次売上高を発表、合計で前年同月比0.7%増となった。その内、ドリンク事業は1.3%増。内訳ではコーヒー飲料が同13.6%増、機能性飲料が同3.9%増、ミネラルが同49.7%増と好調ながら、紅茶飲料が55.1%減となった。

■小野薬品工業 <4528>  4,947円  +94 円 (+1.9%)  本日終値
 小野薬品工業<4528>が続伸。7日の取引終了後、米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社(ニューヨーク)が行った、進行期悪性黒色腫を対象にした「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法を評価した臨床試験結果で、併用療法の有用性が実証されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。第3相臨床試験の最低18カ月の追跡調査において、両剤の併用療法がヤーボイ単剤療法と比較して病勢進行のリスクを58%低減したとしている。

■そーせいグループ <4565>  20,770円  +350 円 (+1.7%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>、アキュセラ<4589>、リボミック<4591>、リプロセル<4978>、ペプチドリーム<4587>、グリーンペプタイド<4594>、JCRファーマ<4552>などバイオ関連が大きく買いを集めている。6日、理化学研究所が京都大学iPS細胞研究所などと「滲出型加齢黄斑変性に対するiPS細胞由来網膜色素上皮細胞移植に関する臨床研究」の実施を発表、他人の細胞から作ったiPS細胞を使って網膜の細胞を作製し、目の難病患者に移植する世界初の臨床研究を開始する方針を示したことから再生医療のテーマ性が再燃、ここ調整色の強かったバイオ関連に投機資金が向かっている。市場では「ドライ型加齢黄斑変性治療薬の有力候補だったエミクススタト塩酸塩の臨床試験で有効性が確認できなかったことを発表し、激しく売り込まれたアキュセラが戻していることが目先の流れを変えている。ただ、アキュセラの値がつかないまま株価を暴落させた残像は投資家の脳裏に残っているはずで、参戦しているのはデイトレ組が大部分だとみられる」(国内準大手証券)と指摘されていた。今回の主役銘柄で、前日ストップ高のヘリオス<4593>が朝高後に利益確定売りに押され、前日終値近辺でのもみ合いとなっていることにも短期資金の気迷いが反映されているようだ。

■キリンホールディングス <2503>  1,841円  +30 円 (+1.7%)  本日終値
 キリンホールディングス<2503>が3日ぶりに反発。7日にブラジル事業に関するラージミーティングを開催した模様。ゴールドマン・サックス証券では7日、「ブラジルのマクロ環境や競争環境はいまだ不安定で外部環境の変化は依然大きなリスク要因」とする一方、「販売強化とコストダウンを確実に実行するべく組織力の強化が着実に進んでいる点は好印象」と指摘。投資判断は「中立」で目標株価は1550円としている。

■大和ハウス工業 <1925>  3,203円  +41 円 (+1.3%)  本日終値
 大和ハウス工業<1925>が小幅に続伸。SMBC日興証券はリポートで、同社は16年3月期に中国の分譲住宅事業で89億円の評価損を計上しながらも利益計画を超過達成したと紹介。17年3月期以降も、請負事業と開発物件売却益をバランスよく組み合わせることで、営業最高益更新が続くと予想し、アウトパフォーム基調が続くと想定すると解説。業績予想を増額し、目標株価を従来の3600円から3900円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)へ格上げしている。

■大阪ソーダ <4046>  432円  +5 円 (+1.2%)  本日終値
 大阪ソーダ<4046>が4日続伸。TIWでは、会社側が今期のマクロ環境、市場環境ともに厳しい状況を想定し、新たな大型機能化学品の発売がないものの、既存品の数量増は見込んでいると指摘。増収増益の継続を見込んでいることや株価バリュエーションが魅力的なことから、レーティング「2+」でカバレッジを開始している。

■兼松 <8020>  178円  +2 円 (+1.1%)  本日終値
 兼松<8020>が小幅ながら4日続伸。大和証券は同社に対する業績予想(IFRS)について、17年3月期純利益を109億円、18年3月期は前期比7%増の117億円、19年3月期は同8%増の126億円としたとのリポートをリリース。17年3月期の会社純利益計画115億円(IFRS)は、やや高い利益計画という印象であると指摘している。同証券では、株価バリュエーションにはやや割安感があるものの、利益成長性や株主還元強化への期待値が低下していることを考慮すると、強気推奨は時期尚早と考え、投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は190円から200円へ引き上げている。

■大成建設 <1801>  828円  +9 円 (+1.1%)  本日終値
 大成建設<1801>が高い。安倍首相は腰折れ気味の国内景気を刺激するべく消費税10%への引き上げの延期を決定、また財政出動にも前向きな姿勢を打ち出しており、今秋には10兆円規模とも観測される補正予算編成への期待が底流している。同社をはじめ大手ゼネコンの収益環境は追い風が強い。一方、政府はリニア中央新幹線の大阪への延伸時期を2045年から最大8年前倒しする方針で、JR東海<9022>にとっては新たな低利貸付制度に伴うインフラ整備支援が心強い材料となっている。そのなか、大成建はリニア本格工事第1弾で最難関とされる南アルプストンネルの新設でいち早く受注を獲得した実績があり、リニア関連の主軸として注目される。

■国際石油開発帝石 <1605>  887.5円  +4.5 円 (+0.5%)  本日終値
 石油関連株が続伸。国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>続伸。7日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近7月物が一時、1バレル50.53ドルと15年10月初旬以来、約8カ月半ぶりの水準に上昇。終値ベースでは、約10カ月ぶりに50ドル台に乗せた。ナイジェリアの正常不安による供給減思惑や米石油在庫の減少観測が原油価格を押し上げた。足もとの原油高を受け、石油関連株の業績回復期待が膨らんでいる。

■クミアイ化学工業 <4996>  784円  -46 円 (-5.5%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 クミアイ化学工業<4996>が大幅3日続落で、連日の年初来安値更新。7日正午ごろ、16年10月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の743億円から660億円(前期比8.0%増)へ、営業利益を45億円から32億円(同14.0%減)へ下方修正し、20.9%営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。円高の進行継続を見込んでいることに加えて、国内の販売が低調に推移していることが下方修正の要因。また、試験研究費などが従来予想に比べて増加していることなども響くという。

●ストップ高銘柄
 日本ラッド <4736>  1,328円  +300 円 (+29.2%) ストップ高   本日終値
 マイネット <3928>  4,090円  +700 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 ブランジスタ <6176>  8,890円  +1,500 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 DNAチップ研究所 <2397>  650円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 GMO TECH <6026>  4,590円  +700 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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