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【材料】松屋の5月売上高速報、衣料品、雑貨など低調で2ケタ減少

松屋 <日足> 「株探」多機能チャートより
 松屋<8237>は1日取引終了後、5月の売上高速報を発表した。銀座店と浅草店を合計した銀座本店は前年同月比10.9%減と前年実績比2ケタの減少だった。このうち銀座店が11.1%減、浅草店は8.0%減だった。

 銀座店は、前年より晴天が少なかったことなどの影響で、婦人衣料が盛夏物のワンピース・カットソーの売れ行きが低調、雑貨もサングラス・日傘が伸び悩んだ。食料品は、リニューアルオープンした和菓子や生鮮・総菜関連が好調に推移したものの、エスカレーター工事などの施設更新が影響を与えたほか、前年にインバウンド需要が大きく反映されたワインが苦戦、食料品全体では前年を下回った。イベント関連では、8階イベントスクエアでの名物催事の開催が寄与したが、店全体としては、前年のインバウンド需要の反動が顕在化した格好で売り上げが伸びなかった。

 浅草店は、総菜・食品ギフトは好調だったが、三社祭期間中の来街者の需要取り込みを図ったものの、主力の和洋菓子・生鮮三品・婦人服・化粧品が前年割れとなり、全体の売り上げを押し下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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