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【材料】アイティメディア---中期的な成長軸と位置付けているリードジェネレーションモデルを確立

ITメディア <日足> 「株探」多機能チャートより

アイティメディア<2148>は国内最大級のインターネット専業メディア。IT総合情報ポータル「ITmedia」の運営や広告を展開、ソフトバンクグループ。リクルートから買い入れた「キーマンズネット」が大幅貢献。足元の業績では2016年3月期の売上高が前期比38.3%増の43.76億円、営業利益が同68.7%増の8.25億円、経常利益が同63.0%増の8.26億円、当期純利益が同79.7%増の5.27億円だった。

同社はメディア事業の単一セグメントであり、その収益モデルはメディア広告が中心だった。しかし、インターネット専業メディアならではの革新を図り、収益モデルの多元化を志向してきた。その成果として、中期的な成長軸と位置付けているリードジェネレーションモデル(Webサイトでのコンテンツ掲載や展示会への出展、セミナー開催などを通じて見込み客の情報を獲得するマーケティングの手法)を確立し、売上高全体の42%を占める規模にまで拡大させており、メディア広告モデルと共に同社の収益モデルの両輪と位置付けている。

17年3月期については、売上高が49.00億円、営業利益が10.00億円、当期純利益が6.90億円と予想。リードジェンモデル及びメディア広告モデルともに売上成長を見込んでいる。なお、今期については、IFRS基準に基づき算出した予想値を記載しており、16.3期実績値との増減率は記載していない。トピックスとしては、ネット上の旬な情報を紹介する「ねとらぼ」が月間1億PV(ページ・ビュー)に迫る規模に拡大しており、中期的な業績貢献が期待される。

《TN》

 提供:フィスコ

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