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【材料】住友化が3日続伸でGC示現接近、ポリマー型有機ELでiPhone関連特需期待

住友化 <日足> 「株探」多機能チャートより
 住友化学<4005>が3日続伸、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス接近で上値指向を強めつつある。米アップルが来年発売のiPhoneに有機ELパネルを採用する方針にあることから関連企業の動きがにわかに慌ただしくなっている。有機ELパネルの市場は現状1兆6000億円規模に達し、そのうちの8割強がスマートフォン向けと推測されている。そのなかで、iPhoneはそのスマートフォンの世界販売の約2割を占めるとみられ、米アップルの決断は業界全体に大きなインパクトを与えている。

 最近では有機EL向け蒸着マスクを開発する装置メーカーのブイ・テクノロジー<7717>が急騰して注目を浴びたが、次第に出遅れている素材関連にもスポットが当たり始めた。住友化は、ポリマー型有機ELを中核技術に優位性を発揮、個別にはスマートフォン向けタッチセンサーパネルや偏光板などで高水準の実績を持っており、今後iPhone関連特需を享受しそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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