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【材料】明電舎、国内大手証券ではPHEV向け以外は総じて好調なため会社計画は保守的との見方

明電舎 <日足> 「株探」多機能チャートより
 明電舎<6508>が続伸。現在は今日の高値圏で推移している。

 SMBC日興証券は、同社が19日に開催した決算説明会に関するリポートをリリース。同社の16年3月期期業績は、社会インフラで一部製品の不具合費用発生(9億円程度)および変電製品の期ズレによる減少を要因に、前の期と比べ増収・営業増益ながら、従来会社計画対比では売上高は上振れも営業利益は10億円の下振れとなったと解説。17年3月期は前期比で概ね横ばいの計画だが、同社では三菱自動車工業<7211>の燃費不正問題で、PHEV(アウトランダー)向けモータ・インバータの減少リスクを織り込み、16年3月期に好調だった産業システムで減収減益を想定している。

 同証券は、現時点でPHEV用モータ・インバータの出荷を見通すことは同社でも困難とみるものの、他の事業が総じて好調なことを鑑みれば会社計画は保守的との見方で、投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価560円を継続している。
《MK》

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