【材料】リンナイ、国内大手証券は国内でメーカーによるブランド力が試されることになるとの見解

　リンナイ<5947>が小幅に４営業日続落。朝方高かった株価は現在、前週末終値９３５０円と比べ小安い水準で推移している。

　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券はリポートで、１６年３月期のオーストラリア事業の営業利益は暖簾代償却の影響で前年比１４．７％減となったものの、米国は同７８．１％増、中国は同２６．１％増といずれも大幅伸長したと紹介。さらに、売れ筋グレードも徐々に高機能タイプへとシフトしており、高収益を維持していると指摘。こうしたなかで国内では、エネルギー自由化によってガス会社によるブランドを廃止する方向であり、メーカーによるブランド力が試されることになるとの見解を示している。

　目標株価を１万９０円から９６８０円へ引き下げているものの、レーティングは「ニュートラル」を継続している。
《ＭＫ》

株探ニュース