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【経済】NYの視点:金、2011年の強い相場再来か、ヘッジファンドが保有増やす


マネーマネジャーは金価格が過去最高値を記録した5年前のように金の保有を増やしている。署名投資家、ポールシンガー氏や、ドラッケンミラー氏は、過去30年来で最善の相場はまだ始まったばかりとの見方を示している。金価格は1?3月期に16%上昇、四半期ベースでは1986年以降で最大の伸びを記録した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに一段と慎重な姿勢を示したほか、欧州中央銀行(ECB)や日銀がマイナス金利を導入したことが背景にある。ソロス氏の右腕だったドラッケンミラー氏は株式相場が失速する中、通貨エクスポージャーの中で金が最大であることを明らかにした。

世界経済のリスクが長期化する中、今後もFRBによる利上げは遅いペースに限られ、日本や欧州の金利も当面マイナスで推移することを考慮すると、金相場への影響は非常に力強いものになると非常に強気の見方。米ゴールドマンサックス社は「引き続き金価格の上値は限定的」としながらも、3ヶ月の見通しを1200ドル(前回1100ドル)、6ヶ月1180ドル(前回1050ドル)、12か月1150ドル(1000ドル)へそれぞれ引き上げた。一部の中央銀行は未知のマイナス金利を導入、米国の大統領選挙を11月、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国の国民投票を6月に控えて不透明感が広がったほか、テロへの警戒、中東の地政学的リスクの上昇などがくすぶる。こんな状況下、金に投資資金が向かうのは当然なのかもしれない。

《NO》

 提供:フィスコ

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