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【材料】ワイヤレスゲート---第1四半期は2桁の増収増益で着地、通期計画の達成に向けて順調に進捗

ワイヤレスG <日足> 「株探」多機能チャートより

ワイヤレスゲート<9419>は5月9日に2016年12月期第1四半期(2016年1~3月期)決算を発表。売上高が前年同期比15.7%増の30.29億円、営業利益が同46.3%増の3.04億円、経常利益が同17.7%増の2.44億円、四半期純利益が同14.1%増の1.49億円で着地した。

主力のモバイルインターネットサービスの売上高が会員数の増加を背景に前年同期比17.8%増の28.03億円と順調に拡大した。中核商品である「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」が「WiMAX2+ギガ放題プラン」を中心に会員数が伸長。「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」も3月に開始した「Fonプレミアムプラン」の効果で、新規顧客の獲得数が増加した。また、同社が保有する基盤プラットフォームを他社に提供するサービスや、モノ(デバイス)をインターネットに接続するM2M/IoTサービスなどの売上高も順調に伸びた。営業利益については、増収効果に加え、NTTドコモからの帯域借受単価の変更に伴う遡及返還金が想定より大きかったことも寄与。ただ、営業外費用にのれんの償却に伴う持分法投資損失や上場関連費用などを計上したため、経常利益の増益率は営業利益の増益率よりも小幅になった。

2016年12月期通期は売上高が前期比13.4%増の128.32億円、営業利益が同17.4%増の12.50億円、経常利益が同0.5%増の10.67億円、当期純利益は同3.5%減の6.60億円を見込む。通期の営業利益計画に対する第1四半期の進捗率は24.4%となり、会社計画の達成に向けて業積は順調に進捗している。なお、1株配当金については前期比1.0円増配の27.0円を予定している。

《TN》

 提供:フィスコ

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