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【経済】新興国:資金流入減は継続、2008年の世界同時不況などに類似


世界経済の成長鈍化の長引きを受け、新興国への資金流入の減少が継続している。また、原油など商品価格の下落に伴い、新興国経済の減速リスクも注目されている。一部では、新興国への資金流入が減少している状況が80年代に中南米で発生した累積債務危機や90年代のアジア通貨危機、2008年の世界同時不況が発生前に類似していると警告した。

また、国際通貨基金(IMF)と世界銀行が先週に開催した春季会合の席上で、新興国が直面している経済発展リスクを主要議題の一つとして取り上げられていた。

ただ、多くのエコノミストは、新興国の財政体制や対外負債などが過去の債務・通貨危機発生前の状況から大幅に改善していると指摘。適切な対策を講じれば、金融危機の再発は避けられると強調した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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