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【材料】国内大手証券は箱根の客足回復に着目、この基調が続けば小田急電鉄、西武HD、藤田観光に恩恵

小田急 <日足> 「株探」多機能チャートより
 野村証券の観光関連のリポートでは、1月の神奈川県リゾートホテルの客室稼働率は55.8%と09年以降で、1月としては過去最高を記録したと指摘。箱根では、15年5月に箱根山が噴火、観光客が大幅に減少したこともあり、15年6月~11月は6カ月連続で、それぞれの月としては過去最低の客室稼働率まで落ち込んだものの、気象庁が箱根大涌谷に対する警戒レベルを11月に最低レベルの「1(活火山であることに留意)」まで引き下げた後は、急激に客足が戻りつつあることを示唆していると解説。

 この基調を続け、観光シーズンの7~9月や3~5月も強い数字を示すようだと、箱根地区に大きなエクスポージャーを持つ小田急電鉄<9007>や、「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」、「箱根仙石原プリンスホテル」を持つ西武ホールディングス<9024>、「箱根ホテル小涌園」や日帰り温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」を擁する藤田観光<9722>に恩恵があるとの見解を示している。
《MK》

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