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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日触媒、不二越、パナソニック、千代建

日触媒 <日足> 「株探」多機能チャートより
■大阪製鐵 <5449>  1,650円  -79 円 (-4.6%)  本日終値
 大阪製鉄<5449>が急落。野村証券では、東京鋼鉄<5448>の子会社化に対する評価はある程度、株価に織り込まれたと指摘。足もとで鉄屑価格が上昇している中、国内の建設用鋼材の需要が低迷しているため、17年3月期の営業増益確保は難しい状況になってきたとの見方で、業界内で最高水準の利益率は維持できるものの、強気の判断を維持する事業環境ではないと解説。レーティングを「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価を2580円から2005円に引き下げている。

■日本触媒 <4114>  5,140円  -200 円 (-3.8%)  本日終値
 日本触媒<4114>が年初来安値を更新。国内大手証券では、高吸水性樹脂(SAP)の市況下落が想定以上と指摘。需給バランスは急速に悪化、市況改善には時間がかかる可能性があるとみて、16年3月期営業利益予想を328億円から303億円(会社計画は310億円)に、17年3月期営業利益予想を335億円から272億円に引き下げ。レーティング「ニュートラル」を継続も、目標株価を1万円から6100円に引き下げている。

■CKD <6407>  800円  -29 円 (-3.5%)  本日終値
 CKD<6407>が続落。東海東京調査センターでは、薬品包装機器はジェネリック薬品向けに堅調な売り上げが見込めると指摘。リチウムイオン電池組立用の捲回機について、16年3月期は受注採算が悪化したものの、17年3月期は低採算案件が少なくリピート受注が多いことから利益率が改善すると解説。中国で工場自働化が進めば、空気圧機器の需要が増えるとみて、17年3月期営業利益を88億円と予想。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を1430円から1120円に引き下げている。

■不二越 <6474>  323円  -11 円 (-3.3%)  本日終値
 不二越<6474>が続落。大和証券は5日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」へ引き下げた。目標株価は600円から370円に見直している。4日引け後に発表された第1四半期(15年12月~16年2月)の連結営業利益は33億8400万円(前年同期比27%減)となり、「想定以上に厳しい出だし」とし、ネガティブとみている。産業機械向けの低迷や固定費増、円高の影響などを考慮すると「計画達成のハードルは高い」と指摘。同証券では16年11月通期の連結営業利益は会社予想195億円に対し152億円(前期比20%減)と減額修正を予想している。

■パナソニック <6752>  870.3円  -29 円 (-3.2%)  本日終値
 東海東京調査センターでは、日本株市場は軟調が続いているものの、中国や米国で環境規制などを背景に電気自動車が好調など、新たなテーマも浮上していると指摘。関連銘柄として、リチウムイオン電池のパナソニック<6752>、同電池組立機械のCKD<6407>、同電池材料の関東電化<4047>&ステラケミファ<4109>を取りあげ、来週のウィークリーでは、内需関連で好業績予想の2銘柄に注目。電気工事大手で、首都圏の旺盛な建設需要を取り込む九電工<1959>、食生活の個食化に対応したサラダなど総菜類が好調な業務用マヨネーズ大手のケンコーマヨネーズ<2915>をピックアップしている。

■象印マホービン <7965>  1,843円  -51 円 (-2.7%)  本日終値
 象印マホービン<7965>が続落。ドイツ証券では、炊飯器は製品ミックスの改善を想定し、ステンレスマグは出荷数量増加と海外での高付加価値製品販売増加により単価上昇を想定。16年度営業利益予想を123億円から128億円(会社計画108億円、市場コンセンサス119億円)に引き上げ、目標株価も1800円から2000円に引き上げ。レーティング「ホールド」は継続している。

■千代田化工建設 <6366>  776円  -13 円 (-1.7%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付で千代田化工建設 <6366> の投資判断を「オーバーウェイト(強気)→ニュートラル(中立)」に引き下げ、目標株価も1250円→900円に減額したことが売り材料視された。リポートでは、LNGプロジェクトを業績ドライバーとする成長との見方に変更はないが、新事業へのリスクの高まりを懸念視している。同社はオフショア・アップストリームに本格参入するが、原油価格低迷による事業環境停滞や新事業に対する経験が少ないことから来るプロジェクトリスクなど、業績リスクが高まる可能性があると指摘している。

■スギホールディングス <7649>  5,750円  -90 円 (-1.5%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が続落。5日引け後、17年2月期の連結業績について、売上高は4450億円(前期比7.3%増)、営業利益は240億円(同3.8%増)、純利益は157億円(同7.5%増)との見通しを示したものの、今日は利益見通しが従前の市場の期待値からはやや物足らないとの見方から、売りが優勢となっているようだ。SMBC日興証券は、診療報酬改定の影響で17年2月期上期の増益率が鈍化するため目先はカタリストに乏しいものの、同社の株価は年初より同業の大手ドラッグストアに対して10%以上アンダーパフォームしており、下落余地は徐々に縮小してきた印象と指摘。やや持ち直しの兆しのある出店動向に注目したいとして、投資評価「3」(アンダーパフォーム)、目標株価5800円を継続している。

■新生銀行 <8303>  134円  -2 円 (-1.5%)  本日終値
 新生銀行<8303>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、資金利益は拡大基調を想定し、レイクを柱に個人向け無担保ローンが拡大、高利調達資金の満期などによる若干の軽減効果を予想。非金利収益は、アプラスフィナンシャル<8589>や金融商品販売の強化による拡大などが期待できるとみて、プリンシパルトランザクションズは、エクイティや再生案件など投資残高の減少が進み収益が低下すると解説。17年3月期以降は、当期利益横ばい圏、実質業務純益は緩やかな拡大を予想し、レーティング「ニュートラル」を継続。目標株価を280円から190円に引き下げている。

■ケンコーマヨネーズ <2915>  2,470円  -26 円 (-1.0%)  本日終値
 ケンコーマヨネーズ<2915>が反落。東海東京調査センターでは、高齢化や単身世帯の増加による個食化を背景に、同社の総菜類、加工食品などの需要が高まると指摘。16年3月期経常利益を33億6000万円、17年3月期経常利益を37億9000万円と予想し、株価は2950円程度まで上昇するとの見解を示している。

●ストップ高銘柄
 テイツー <7610>  70円  +30 円 (+75.0%) ストップ高   本日終値
 PR TIMES <3922>  2,151円  +400 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 エクストリーム <6033>  2,362円  +400 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 IGポート <3791>  992円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 シリコンスタジオ <3907>  4,980円  +700 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 インスペック <6656>  410円  -80 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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