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【材料】地域新聞社が大幅反発、通期見通しを下方修正で最終赤字に転落も「悪材料出尽くし」

 地域新聞社<2164>が大幅反発。出来高こそ少ないものの買い優勢となっている。

 同社は1日引け後、16年8月期通期の連結業績予想を下方修正した。売上高は従来予想の40億2100万円から39億2900万円(前期比13.7%増)へ、営業損益は1100万円の黒字から1億4400万円の赤字(前期は7400万円の黒字)へ、最終損益は100万円の黒字から2億1200万円の赤字(同2500万円の黒字)へ引き下げられた。

 「折込チラシ配布事業」で、前期に統一地方選挙による特需があったものの、当期は客数が伸び悩み、売上高は計画値を下回る見通し。折込チラシ配布事業の業績が計画値を大きく下回ったことに加え、ショッパー社で今後のエリア細分化に備えるための人員確保による経費及び人件費が増加、また基幹システム等への投資がかさんだ結果、営業利益、経常利益は見込みを大きく下回る。加えて、のれんを含む固定資産の減損損失を特別損失として計上したため、大幅な最終赤字に転落する見込みとなった。

 ただ、今日は下方修正をきっかけに悪材料出尽くしとの見方から買いが入っているようだ。
《MK》

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