24日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。日経平均は17000円が心理的な上値抵抗として意識されよう。23日の米国市場は、原油相場の下落が嫌気され、NYダウは続落となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の16790円だった。三井物産<
8031>が創業以来初の最終赤字へ下方修正していることもあり、資源関連などが重しになりそうだ。
また、23日の東証1部の売買代金は今年最低だったが、週末の海外市場はグッドフライデーで休場となることもあり、引き続き薄商いの相場展開になろう。そのため、指値状況の薄い中をインデックス売買に振らされやすい。価格帯別出来高では商いが膨らんでいる16900-17100円レベルが抵抗となる一方で、下には走りやすい面もある。
物色としてはマザーズやJASDAQなど新興市場の中小型株に向かいやすいだろう。本日はベネフィットJ、ウイルプラスHDが新規上場となるが、好スタートとなれば、より中小型株に資金が還流しやすいだろう。
《AK》
提供:フィスコ