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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高と反発、保険株と証券株しっかり


23日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比10.60ポイント(0.35%)高の3009.96ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、11.08ポイント(0.35%)高の3149.97ポイントで引けた。外貨建てB株相場もプラス。上海B株指数が1.52ポイント(0.41%)高の373.66ポイント、深センB株指数が1.88ポイント(0.17%)高の1133.42ポイントで終えた。

戻り待ちの売りをこなして上昇する。指数は今週初めまで急ピッチに上昇していたため、相場の過熱感が意識されマイナス圏に沈む場面がみられたものの、引けにかけて買いの勢いが再び増した。信用取引規制の緩和で、投資資金の流入が加速するとの期待が続いている。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も相場を下支え。人民銀は今週、リバースレポを通じ、連日で市中に資金を供給した。3日間の供給額は累計で2900億人民元に上る。今週の期日到来分は累計2000億人民元にとどまるため、現時点でも900億人民元の供給超となる。

業種別では、相場活況がメリットとなる、保険株と証券株がしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が1.6%高、中信証券(600030/SH)が2.0%高で引けた。不動産株やインフラ関連株、素材関連株なども物色される。ITハイテク関連株も上げが目立った。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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