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【特集】ビューティ花壇 Research Memo(8):通期は事業撤退の影響で減収ながら大幅な増益を見込む


■業績動向

(2) 2016年6月期の業績予想

2016年6月期の業績予想についてビューティ花壇<3041>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比4.8%減の6,300百万円、営業利益を同50.0%増の170百万円、経常利益を同77.7%増の150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を80百万円(前期は89百万円の損失)と見込んでいる。

「土木・建設事業」からの撤退により減収となるものの、各事業はそれぞれ伸長する想定となっている。

また、損益面でも、業務プロセスの効率化やグループシナジー創出による原価低減に加えて、採算性の低かった「土木・建設事業」からの撤退などにより営業利益率は2.7%(前期は1.7%)に改善する見通しである。

通期予想の達成のためには、下期の売上高で3,438百万円(「土木・建設事業」を除く前年同期比で10.4%増)、営業利益で129百万円(同様に59.3%増)が必要となる。弊社では、通期予想達成に向けたハードルは決して低くはないものの、「生花祭壇事業」における低コスト化が原価低減や施行件数の拡大という形で効果が出始めていることに加えて、「生花卸売事業」における子会社マイ・サクセスとのシナジー創出が徐々に顕在化してくることにより下期での巻き返しは可能であると判断している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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