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2016年03月23日14時29分

【経済】中国:「手足口病」ワクチンを世界初投与、EV71に有効


世界初の「手足口病」ワクチンが22日、中国で正式使用された。エンテロウイルス71型(EV71)に有効とされる。朝陽区の高碑店社区衛生サービスセンターで、5歳児童に接種。30分の経過観察後、母親に連れられて帰宅したという。北京晩報が伝えた。
EV71感染が有効に予防できるほか、脳炎や脳膜炎、急性灰白髄炎(ポリオ)などを抑えることができる。今年の流行期までに、各地のワクチン接種センターに配備される予定だ。
中国のバイオ製薬ベンチャー、中関村に本拠を構える北京科興控股生物技術(SVA/NASDAQ)が8年かけて開発。有効性を認定し、国食品薬品監督管理総局が登録・生産を許可した。
中国の「手足口病」感染者数は、08年5月~15年9月の累計で1342万人に上る。うち3374人が死亡した。中国では1981年に初めて「手足口病」の感染を確認。以来、数年ごとに大流行を繰り返し、脳炎や肺水腫などを引き起こしてきた。
「手足口病」はエンテロウイルスやコクサッキーウイルス(CA16)が原因となって発症する。夏かぜの一種で、主に10歳以下の乳幼児を中心に夏季に流行。口腔粘膜や手や足などに現れる水疱性発疹を主症状とする。重症化し易いのは、免疫力が弱い3歳以下の幼児。病弱な子供も重症化する恐れがある。ただ、重い症状が出た場合でも、適切な治療を施せば治癒し、死亡率も極めて低い。毎年の流行期は4~7月と9~10月とされる。
01年4月に設立された北京科興控股生物技術は、インフルエンザ向けなどのワクチンを生産している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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