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【市況】東京株式(前引け)=小反落、前日終値近辺で方向感定まらず

 23日前引けの日経平均株価は前日比6円73銭安の1万7041円82銭と小反落。前場の東証1部の売買高概算は8億1871万株、売買代金概算は8339億2000万円。値上がり銘柄数は804、対して値下がり銘柄数は986、変わらずは158銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日終値を挟み小浮動に終始する方向感に乏しい展開となった。ベルギーの首都ブリュッセルでの連続テロが地政学リスクを高めたものの、前日の欧米株市場は売り物を吸収する強さをみせた。東京市場でも朝方はこの流れを受けて、わずかに買い優勢でスタートしたが、上値を買い進む動きもみられず、前引けは小幅安で着地した。3月期末を目前に機関投資家の参戦も限定的であり、市場エネルギーは盛り上がりを欠いている。為替は112円台前半の狭いゾーンでもみ合いを続け、株式市場全体に与える影響は限定的にとどまっている。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が商いを伴い上昇、ディー・エヌ・エー<2432>も買い優勢。ジーンズメイト<7448>、きちり<3082>がいずれも値幅制限いっぱいに買われたほか、サクサホールディングス<6675>、ダブル・スコープ<6619>なども活況高となった。サイバネットシステム<4312>も大幅高。半面、日立製作所<6501>が冴えず、村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>なども軟調。クックパッド<2193>が大幅安、野村総合研究所<4307>も安い。太平洋セメント<5233>が値を下げ、IHI<7013>も売りに押された。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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