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【市況】東京株式(寄り付き)=連続テロでリスク回避も売り圧力弱い

 23日の東京株式市場は 売り買い交錯もやや買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比17円高の1万7066円と小幅続伸。

 前日にベルギーの首都ブリュッセルで発生した連続テロを背景にリスク回避の売りが出やすいところだが、前日の欧州株式市場ではフランスやドイツの主要指数がプラス圏で着地するなど総じて堅調な動きをみせた。また、米国株市場でもNYダウは8日ぶり反落したものの、ナスダック指数は高く引けるなど、地政学的リスクに対しマーケットに狼狽する動きはみられない。東京市場では前日に300円を超える上昇を示しただけに、目先筋の利益確定の動きも想定されるところだが、売り圧力は限定的だ。ただ、円高への警戒感は強く、足もとは1ドル=112円台前半の推移と落ち着いているが、取引時間中は為替市場の動きを横にらみに神経質な地合いとなりそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種前後が高い。値上がり上位に保険、鉄鋼、海運、医薬品、不動産など。値下がりでは石油、鉱業、陸運など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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