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2016年03月23日06時49分

【経済】NYの視点:テロで英国のEU離脱警戒感が一段と強まる、ポンド&ユーロ安


べルギーのブリュッセルで同時多発テロが発生した。昨年11月のパリ同時多発テロの実行犯拘束を受けたイスラム過激派による報復テロの可能性が強いと報じられている。難民問題、テロ問題への断固とした欧州連合(EU)の協調対応策の実施の遅れが露呈した。比較的域内の移動が容易なEU諸国に中東からの難民が流れ込み、身元確認もままならない状況でテロリストも紛れ込みやすい。

テロを受けて、英国ではEU離脱を求める動きが一段と強まった。ブックメーカー(賭け屋)のパディパワーによると、英国の国民投票でのEU離脱確率は従来の33%から36%へ上昇。英国は欧州連合の離脱の是非を問う国民投票を6月23日に実施する予定としている。キャメロン首相は、「テロに関連し英国のEU離脱を議論するのは適切ではない」と非難したものの、英国のEU離脱警戒感は強まりつつあり、当面ポンドの上値を抑える要因となるとみられる。

英国のEU離脱は欧州にとっても打撃となる。ドイツのショイブレ財務相は「英国のEU離脱はEUにとって非常に困難なものになるだろう」と発言している。欧州は域内のテロ、英国のUE離脱の警戒感で、ユーロ安にもつながる。

《NO》

 提供:フィスコ

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