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【市況】<マ-ケット日報> 2016年3月22日

 連休明けの市場は日経平均が5日ぶりに大幅反発。終値は前週末比323円高の1万7048円で、4日ぶりに1万7000円の大台を回復した。連休中の米株高と円高一服で買い戻しが広がり全面高の展開に。売り方の買い戻し主体で出来高は少なかったが、大きく株価が切り返したことで市場には安心感が広がっている。

 昨日の米国市場は原油高を受けてダウ平均が7日続伸。昨年12月29日以来の水準まで回復してきた。ダウ平均の7連騰は昨年10月以来のこと。FRBが緩和的な金融政策を続けることがマーケット全体に安心感をもたらしている。さて、米株高に円安となれば買いが入る東京市場。本日は直前の4日間で500円以上も下げていた反動も手伝って日経平均は300円を超える大幅高を演じた。取引時間中は一時382円高まで買われる場面も。連休中の海外市場が堅調でそれを取り戻す動きも加わったようだ。一番の原動力は円高一服(1ドル=112円台まで回復)。ただ、円相場は未だに明確な天井感が出ておらず、今後も戻りの上値を抑える最たる存在となるかもしれない。個別ではホンハイからの出資額1000億円減と伝わったシャープ <6753> が大幅反落。一方、円高一服でトヨタ <7203> など自動車株が買われている

 今週の主なスケジュールは、22日(火)16年の公示地価、23日(水)3月の月例経済報告、米2月の新築住宅販売件数、25日(金)2月の消費者物価指数、米10-12月GDDP確定値などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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