
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
22日の東京株式市場は終始買いが優勢、
日経平均株価は後場に入りいったん伸び悩んだものの、引けにかけて買い直され、300円を超える上昇で1万7000円大台に乗せて着地した。
大引けの日経平均は前週末比323円74銭高の1万7048円55銭と5日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は20億1411万株、売買代金概算は2兆1784億8000万円。値上がり銘柄数は1732、対して値下がり銘柄数は163、変わらずは51銘柄だった。全体の約9割の銘柄が上昇したが、売買代金は2兆円台をキープしたものの盛り上がりに欠けた。
きょうの東京市場は主力株を中心に広範囲に買い戻される展開。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら7日続伸と上値追いが続いているほか、為替市場でも円買いの動きが一服、1ドル=112円台に押し戻されたことで、これまで相場の下げを主導した過度な円高警戒ムードが緩和された。日経平均は前場に一時380円強まで上げ幅を拡大したが、後場寄りに目先筋の利益確定売りが顕在化し、日経平均は急速に上げ幅を縮小する場面もあった。その後は、精密や自動車など輸出セクターが買い直されたほか、医薬品株などが牽引し全体も再浮上、4日ぶりに1万7000円台を回復した。
個別では、トヨタ自動車<
7203>が商いを伴い上昇、任天堂<
7974>、ディー・エヌ・エー<
2432>も値を飛ばした。SCREENホールディングス<
7735>、ファナック<
6954>も高い。このほか、淺沼組<
1852>が急騰、黒崎播磨<
5352>も大幅高となった。日本オラクル<
4716>の上げも目立つ。
半面、カカクコム<
2371>が軟調、シャープ<
6753>も値を下げた。クラリオン<
6796>が大幅安、パイオニア<
6773>、FPG<
7148>も売られた。マネーパートナーズグループ<
8732>、日本コンベヤ<
6375>なども安い。
出所:
株式経済新聞(株式会社みんかぶ)