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【市況】東京株式(前引け)=円安を足場に急反発も商い薄い

 22日前引けの日経平均株価は前週末比336円98銭高の1万7061円79銭と急反発。前場の東証1部の売買高概算は9億885万株、売買代金概算は9646億3000万円。値上がり銘柄数は1688、対して値下がり銘柄数は183、変わらずは75銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週に外国為替市場で急速に進行した円高が一服したことを受け、輸出主力株をはじめ広範囲に買い戻される流れとなった。前週末までの4日連続安で日経平均株価は500円強の下げをみせていたこともあって、リバウンド狙いの買いが終始優勢。米国株が堅調な推移を続けていることも買い安心感につながった。ただ、為替相場は1ドル=112円台に入ったあとは足もとドルが買い戻されるなど方向感を欠いており、円の先高警戒ムードは依然根強い。日経平均も1万7000円台に乗せた後はヤレヤレの売りも出て上値もやや重くなっている。商いは薄く、売買代金は前場段階で1兆円を下回っている。

 個別では東芝<6502>が堅調、日立製作所<6501>も買われた。任天堂<7974>が大幅高となり、NTTドコモ<9437>も強い動き。GMOクラウド<3788>が一時ストップ高となったほか、日本オラクル<4716>、星光PMC<4963>なども値を飛ばした。半面、クラリオン<6796>が大幅安、マネーパートナーズグループ<8732>も売られた。シャープ<6753>が軟調、カカクコム<2371>、日本コンベヤ<6375>も値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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