市場ニュース

戻る
 

【市況】21日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、資金流入期待が強まる


週明け21日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比63.65ポイント(2.15%)高の3018.80ポイントと7日続伸した。終値で、約2カ月ぶりに節目の3000ポイント台を回復している。上海A株指数も上昇し、66.68ポイント(2.16%)高の3159.28ポイントで引けた。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が5.97ポイント(1.63%)高の373.31ポイント、深センB株指数が12.74ポイント(1.14%)高の1133.92ポイントで終えた。

資金流入期待が強まる。政府系の中国証券金融公司(中国の証券金融会社)が18日、「転融通(貸借取引)」のうちの「転融資(証券会社に資金を貸し出す)」業務について、21日付で再開すると発表したことが支援材料だ。証券会社の信用取引業務が拡大するとの思惑が膨らんでいる。

業種別では、証券株の上げが目立つ。中信証券(600030/SH)や中国光大証券(601788/SH)、太平洋証券(601099/SH)など、値幅制限いっぱいまで上昇する銘柄が続出した。株高のメリットが囃され、保険株も急伸している。インフラ関連株や不動産株、自動車株、消費関連株なども物色された。


【亜州IR】
《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均