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【市況】NY株式:ダウは120ドル高、堅調な原油相場を好感


18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は120.81ドル高の17602.30、ナスダックは20.66ポイント高の4795.65で取引を終了した。原油相場の上昇でアジア・欧州株が概ね堅調となり、米国株にも買いが先行。連邦公開市場委員会(FOMC)の発表以降、利上げ観測の後退を好感した買い地合いが続いており、終日堅調推移となった。昨日のダウ平均に続いてS&P500指数も年初来の下落を打ち消し、上昇に転じた。セクター別では、銀行やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。

スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイド(HOT)は中国の安邦保険集団などが新たな買収提案を行ったことで、高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)との買収合意を白紙撤回し、上昇。グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)や宝飾品のティファニー(TIF)は決算内容が好感され、堅調推移。大手行のJPモルガン(JPM)は自社株買い計画の増額が好感され、買われた。一方で、小売りのエアロポステイル(ARO)は決算内容が嫌気され、急落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は21日に新製品発表会を開催する。発表会では小型の「iPhone SE」や「iPadPro」などの発表が予想されている。10-12月期のiPhoneの販売台数が前年同期比横ばいと成長鈍化が鮮明となっていることから、小型のiPhoneのスペックが旧モデルユーザーの買い替えを促すことができるかが焦点となるだろう。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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