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【市況】東京株式(前引け)=円高を嫌気して下値模索続く

 18日前引けの日経平均株価は前日比217円10銭安の1万6719円28銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億4484万株、売買代金概算は1兆964億1000万円。値上がり銘柄数は399、対して値下がり銘柄数は1452、変わらずは95銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、外国為替市場で急速に円高が進んだことで輸出主力株中心に下値模索の展開が続いている。前日の米国株市場ではNYダウが5日続伸で今年の高値を更新するなど戻り足を強めているほか、WTI原油先物価格も今年初めて1バレル=40ドル台を回復し底入れ感が強まっている。しかし一方で、為替が一時1ドル=110円台に入るなどドル売りの流れが加速しており、来期企業業績に対する警戒感が強まったことが全体相場には重荷となった。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。小野薬品工業<4528>が大きく下げたほか、村田製作所<6981>も売られた。日機装<6376>、SUMCO<3436>などの下げも目立っている。半面、JUKI<6440>が急伸、アシックス<7936>も大きく上値を伸ばした。信越化学工業<4063>がしっかり、国際石油開発帝石<1605>も買いが先行している。東芝<6502>、古河機械金属<5715>なども高い。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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