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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:タカラトミー、さくらネット、国際石開帝石、トヨタ

タカラトミーの日足チャート 「株探」多機能チャートより
■タカラトミー <7867>  855円  +19 円 (+2.3%)  11:30現在
 タカラトミー<7867>が3日ぶりに反発。17日に、気ままなネコ型ロボット「Hello! Woonyan(ハロー!ウ~ニャン)」を4月28日に発売すると発表しており、業績への寄与が期待されている。「Hello!Woonyan」は、本物のネコと同じように、自由奔放さが大きな特徴で、放っておくとひとりでどこへでも行ってしまい、戻ってきたと思ったらたまに甘えてくる気ままな性格のロボット。コントローラーでの操作や、音声で指示するようなこれまでのロボットと違い、ロボットとスキンシップをとることで楽しむことのできる新しいペットロボットで、近年のネコ人気を背景に、若い女性やシニア層のネコ好きの人が楽しめるようにと開発されたという。

■東亜建設工業 <1885>  281円  +6 円 (+2.2%)  11:30現在
 17日、東亜建 <1885> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の92億円→119億円に29.3%上方修正。増益率が73.3%増→2.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事が順調に進み、売上が計画を上回ることが寄与。工事採算の改善も上振れに貢献する。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の3円→4円(前期は2円)に増額修正したことも支援材料。

■さくらインターネット <3778>  1,463円  +20 円 (+1.4%)  11:30現在
 さくらインターネット<3778>、セレス<3696>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、アイリッジ<3917>、などフィンテック関連に位置付けられる銘柄群が軒並み高。日銀の黒田東彦総裁は17日行内で開かれた決済システムフォーラムで講演し、ITと金融を融合したサービス「フィンテック」の発展を支援するため、資金決済のシステムを担当する決済機構局内に「フィンテックセンター」を近く新設することを明らかにした。これを受けて同分野への展開に注力する銘柄群に買いが集まっている。昨年来、ビットコインなど仮想通貨の信頼性を支える基盤技術として注目される「ブロックチェーン」をコアテクノロジーに、ITベンチャーのテックビューロとの連携も含め関連企業の一挙手一投足にマーケットの視線が釘付けとなっている。今月に入り、政府がビットコインなど仮想通貨に対する初めての法規制案を閣議決定し、正式に「貨幣」認定するかたちとなったことで、改めて物色人気が盛り上がった。

■国際石油開発帝石 <1605>  941.9円  +11.1 円 (+1.2%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>やJXホールディングス<5020>、出光興産<5019>など石油関連株が続伸。17日のWTI原油先物価格は終値ベースで前日比1ドル74セント高の40ドル20セントに上昇した。原油価格の40ドル乗せは昨年12月初旬以来、約3カ月半ぶりのこと。 石油輸出国機構(OPEC)やロシアなど主要産油国が増産凍結に向け4月中旬に会合を開くことが有力となったことが引き続き好感された。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに慎重なハト派的な姿勢が打ち出されドル安が進行したことから、ドル建てで取引される原油には割安感も指摘されている。WTI価格が40ドル台を回復したことから原油相場は新たなトレンド入りも期待されている。

■MARUWA <5344>  2,779円  +29 円 (+1.1%)  11:30現在
 MARUWA<5344>が全般安のなか続伸。いちよし経済研究所が17日付リポートで、投資判断「B」を継続しつつ、フェアバリューを3000円から3200円へ引き上げたことが好材料視されている。海外での光通信整備が活発化し、薄膜回路基板が好調に推移していると評価。16年3月期営業利益予想を34億円から36億円へ、17年3月期を同37億円から40億円へ上方修正している。

■コロプラ <3668>  2,289円  +20 円 (+0.9%)  11:30現在
 コロプラ<3668>が5日続伸。17日、「Oculus Rift(オキュラス・リフト)向けに新作VRゲーム「Fly to KUMA」と「VR Tennis Online」の配信を今春から開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。今回発表された2作品のうち、「Fly to KUMA」は、たくさんのクマたちをゴールまで導くパズルゲーム。クマたちは一定の法則に従いつつ前進するため、プレイヤーはクマたちが進むルート上にうまくブロックを配置することで、段差を登らせたり、障害物から守ったりして、ゴールまでのルートを確保するという。一方、「VR Tennis Online」は、白熱のテニスを楽しめるスポーツアクションゲームで、コントローラーのボタンでショットを打ち分けられ、シンプルな操作で奥深い駆け引きを楽しめるのが特徴という。なお、「Oculus Rift」は米オキュラスVR社が開発した、バーチャルリアリティー体験ができるヘッドマウントディスプレーのこと。

■DCMホールディングス <3050>  815円  +7 円 (+0.9%)  11:30現在
 DCMホールディングス<3050>が3日ぶりに反発。17日の取引終了後、傘下のDCMカーマが、ユニーグループ・ホールディングス<8270>が運営するホームセンター事業の8店舗の事業を譲受することで合意したと発表しており、業容拡大への期待感から買いが入っている。ユニーGHD傘下のユニーが東海地区を中心に展開している「ユーホーム」8店舗を譲り受けるというもので、5月下旬に事業譲渡契約を結び、6~8月にかけて段階的に店舗を譲り受ける予定としている。譲受価額は未定だが、業績への影響は軽微としている。

■UBIC <2158>  941円  +7 円 (+0.8%)  11:30現在
 17日、UBIC <2158> [東証M]が人工知能KIBIT搭載の新製品「Lit i View AI 助太刀侍」の営業活動を管理する機能について日本で特許を取得したと発表したことが買い材料。今回特許を取得した技術は、KIBITが日報や電子メールに含まれるサインを抽出し、営業部員の活動を評価・報告する技術。これにより、AI助太刀侍は、営業管理を効率化して売上拡大と顧客満足度の向上を強力にサポートする。発表を受けて、知的財産権の強化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■日機装 <6376>  783円  -56 円 (-6.7%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 日機装<6376>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付でレーティング「ニュートラル」継続、目標株価を970円から920円へ引き下げた。為替前提の円高方向への見直しと原油価格低迷の長期化を踏まえ、工業部門のセグメント業績予想を減額修正。これにより、今16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の65億円に対して従来予想の72億円から69億円へ、来期予想を92億円から75億円へ引き下げている。

■旭ダイヤモンド工業 <6140>  1,023円  -57 円 (-5.3%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 旭ダイヤモンド工業<6140>が反落。17日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「バイ」継続ながら目標株価を1600円から1500円に引き下げた。機械向けが設備投資需要で冷え込み、サファイア用エコメップの売上想定を減額し、今16年3月期を通期連結営業利益で会社側計画の55億円(前期51億3600万円)に対して従来予想の56億7000万円から53億2000万円へ、来期予想を67億3000万円から65億3000万円へ引き下げている。

■クボタ <6326>  1,519円  -33.5 円 (-2.2%)  11:30現在
 クボタ<6326>が小安い。岡三証券が17日付でレーティング「強気」継続ながら目標株価を2500円から2200円に引き下げた。北米の小型トラクタ市場が低価格機の需要拡大に伴って底堅さを保つとしているものの、前提為替レートを1ドル120円から110円に変更、これにより今16年12月期は通期連結営業利益で会社側計画の2350億円(前期1668億7400万円)に対して従来予想の2580億円から2240億円へ、来期予想を2760億円から2370億円へ引き下げている。

■トヨタ自動車 <7203>  5,898円  -127 円 (-2.1%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、ホンダ<7267>など自動車株が売られている。日本時間17日未明に行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)では、今後の利上げペースが鈍化するとの見方が強まり、ドル売りの動きを誘発している。外国為替市場では足もと1ドル=111円台前半の推移で、一時は110円台に入る場面もあったことから、輸出セクターには逆風が意識されている。特に、為替感応度の高い自動車セクターは、来期業績が減益になることへの懸念が投資家の不安心理をあおりやすい。

■武蔵精密工業 <7220>  2,138円  -20 円 (-0.9%)  11:30現在
 武蔵精密工業<7220>は反落ながら、2100円トビ台まで売られた後は下げ渋る動き。17日付で岡三証券がレーティングを新規「強気」、目標株価を2900円に設定している。円高がマイナス影響になることは避けられないが、ホンダの新型車効果や、ホンダ向け以外でも利益率の改善をともなった新規部品の生産増加が見込まれることなどから、円高影響を吸収して増益が続くとみられる点を評価。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の117億円(前期115億8800万円)に対して同証券では126億円、来期を137億円と予想している。

■住友不動産 <8830>  3,211円  -15 円 (-0.5%)  11:30現在
 住友不動産<8830>が4日続落。三菱UFJ・モルガンスタンレー証券では、収益の主体がオフィスと住宅である同社は、足もとの緩慢な賃料上昇、既に高い水準にある住宅事業の業績から恩恵を受ける余地は相対的に小さいと指摘。中期で都心の大型ビル開業が増えるため、拠点の価値を一体として向上、建替えによるテナントのローテーションなどが出来る他社がリーシングでは有利とみて、「高レバレッジは魅力だが成長力低下が相殺する」と解説。レーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」に、目標株価を5896円から3600円に引き下げている。

●ストップ高銘柄
 昭栄薬品 <3537>  3,700円  +695 円 (+23.1%) 一時ストップ高   11:30現在
 フジタコーポレーション <3370>  700円  +99 円 (+16.5%)  11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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