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【材料】ケイアイスター不動産---通期業績予想および配当予想を上方修正


ケイアイスター不動産<3465>は関東の1都4県(東京都、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)を軸に分譲住宅、注文住宅、中古住宅、分譲マンションなどを手掛ける地域密着型の不動産会社。戸建て住宅では用地の取得・開発、企画・施工・販売、アフターサービス、リフォームだけにとどまらず、転勤などの時に買取るサービスも提供している。高品質で低価格なデザイン住宅が売り。世帯年収が300万円~500万円の若年層の住宅一次取得者をターゲットに事業を展開している。なお、売上高構成(2015年3月期実績)は分譲住宅事業が67.6%、注文住宅事業が15.2%、マンション販売事業が9.6%、中古住宅事業が6.7%、その他が0.9%である。

同社は3月15日、2016年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高が前回予想363.00億円から5.5%増の383.00億円、営業利益が同21.00億円から28.6%増の27.00億円。また、年間配当金も53円から67円へ修正した。

更なる業容の拡大に向け、同社は事業エリアと領域の拡充を進めていく考え。現在の事業モデルがフィットするエリアに営業拠点を新設するとともに、特殊性を持つエリアではM&Aの活用なども検討。現在は、自社での販売が中心であるが、今後は仲介業者を通じての販売も増やしてく予定。優良な事業用地を取得するため、専任部署を設置して仕入れルートの拡張と安定化にも取り組む。また、分譲住宅への依存度が高いことから、注文住宅や中古住宅販売などを強化し、バランスの良い事業ポートフォリオを目指す。なお、同社は2015年12月24日に東証2部市場に新規上場したが、新規上場などで調達した資金約11.78億円は分譲住宅事業における土地仕入れや建築資金などに充当する予定。

《SF》

 提供:フィスコ

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