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【経済】台湾政府、中国とガンビアの外交関係回復に不満


台湾の馬英九大統領はこのほど、中国外交部が17日に発表したガンビアとの外交関係の回復について、「極めて不当だ」との強烈な不満を示した。ガンビアが2013年に台湾に対して一方的に断交を通告した背景があったためだと批判。

なお、中国政府は馬政権への配慮からガンビアからの外交回復を断ってきたが、今回の行動は独立志向の強い蔡英文政権(民主進歩党)に圧力をかけるためだとみられている。

ただ、台湾政治大学の厳震生教授は、中国本土と台湾の政府間で「一つの中国」問題をめぐり、「九二共識」という合意が達成されており、蔡政権がこれを無視していると指摘。今回の中国の行動が理解できるとの見方を示した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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