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【市況】18日の株式相場見通し=3連休前に買い手控え、円高進行で売り優勢に

ドル円の日足/MACD 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は、3連休を控えてポジション調整の売りが優勢となりそうだ。前日の海外為替市場で、円相場は一時1ドル=110円台後半まで上昇し、約1年4カ月ぶりの円高・ドル安水準をつけた。急激に進行する円高への警戒感から、輸出関連の主力銘柄を中心に売りが優勢となることが想定される。18日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円30銭台での推移となっている。

 17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比155.73ドル高の1万7481.49ドルと5日続伸し、昨年12月30日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値水準となった。NY原油先物市場で、指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の原油先物価格4月限が1バレル=40ドル台を回復し、約3カ月半ぶりの高値水準をつけたことから、石油関連を中心としたエネルギー関連銘柄を中心に買いが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比11.015ポイント高の4774.985と続伸した。

 日程面では、東証2部市場に化学薬品の薬液移送に使用されるケミカルポンプなどを手掛けるイワキ<6237>。東証マザーズ市場に流通小売業の統合型販促支援事業のアイドママーケティングコミュニケーション<9466>、PXB(ヒト肝細胞キメラ)マウスを用いた受託試験サービスのフェニックスバイオ<6190>、保育所などの運営を通じた子育て支援事業のグローバルグループ<6189>。ジャスダック市場に外国為替証拠金取引事業のヒロセ通商<7185>、新築戸建分譲事業、注文住宅・戸建建築請負事業のアグレ都市デザイン<3467>の合計6社がそれぞれ新規上場する。

 このほかには、日銀金融政策決定会合議事要旨、2月の粗鋼生産量、2月の全国百貨店売上高に注目。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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