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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,600円~16,900円。

 米ダウ平均は、原油価格の上昇や経済指標(3月の製造業景況指数)の結果を好感し、大きく上昇して取引を終了。ただ、シカゴの日経平均先物は、為替市場での円急騰を嫌気し、大証の終値に比べ(日中比)120円安と、大幅安で取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り先行により、マイナス圏での取引開始となるだろう。

 一巡後は、円高基調が強まっている影響により、日経先物が夜間取引で急落する局面が見られるなど、東京市場は再び下値を模索する展開も予想され、また、連休前でポジション整理のスケールが、何時もより大きくなることも推測されるだけに、先物の動向を睨みながらの神経質な値動きが想定される。

 テクニカル的には、目先の下値支持線である、ボリンジャーバンドの+1σ(16,962円前後)と、一目均衡表の転換線(16,893円前後)を下回ってくる公算であることから、本日の取引では、25日移動平均線(16,505円前後)が目先の下値メドとなりそうだ。但し、ドル/円のチャートは深刻で、海外時間では110円台を記録するなど、ドル下落に歯止めが掛からず、下値を支持するような指標も見当たらないことから、東京時間でもドルが急落した場合は、日経平均の下値は25日移動平均線を下抜いてくる可能性も否定出来ない。

 新興市場のジャスダック平均は、1部市場からの資金が避難してくれば、一目均衡表の雲(2,452ポイント前後)突破と、ポジティブな変化も期待出来るが、逆に売り優勢から下値支持線の転換線(2,427ポイント前後)を割り込んだ場合は、2,400ポイントまでの調整も視野に入ってきそうだ。マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(933ポイント前後)が下値メドと見られるが、株価位置が3市場で一番高くて過熱感も気になるだけに、転換線を維持出来なければ、25日移動平均線(864ポイント前後)まで支持線レベルが下がるだろう。  

 本日の予想レンジ 16,600円~16,900円。      (ストック・データバンク 編集部)

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