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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は111円台で推移か、米国株高や原油大幅続伸を意識して投機的な円買い一服も


17日のドル・円は、東京市場では112円96銭まで買われた後に111円67銭まで反落。欧米市場でドルは一時110円67銭まで下落したが、111円41銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は111円台で推移か。米国株高や原油先物の続伸を意識して投機的な円買いは抑制される見込み。日経平均株価が反発した場合、リスク選好的な円売りが優勢となる可能性がある。

17日の欧米市場ではドルは対円だけではなく、ユーロを含めた他の主要通貨に対しても弱含む展開となった。市場関係者の間からは「米連邦公開市場委員会(FOMC)の経済予測で米経済に関する良好な見通しが示されたものの、金利見通しを引き下げたことがリスク回避的なドル売りを促した」との声が聞かれた。

一部の市場関係者は「利上げによって世界経済や金融市場の動向にどのような変化が起きるか、予測困難であることが金利見通し引き下げの要因ではないか?」と指摘している。このため、次回利上げは6月ではなく、9月以降になる可能性があり、追加利上げ時期の先送りはドル売り材料になるとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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