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【市況】米国株見通し:利益確定売りか、経済指標上振れには好感も


『米株式市場』

16日のNY市場は上昇。注目されたFOMCでは、政策金利は据え置かれた。声明文やイエレンFRB議長の会見では、今後の利上げ見通しを従来よりも緩やかにする姿勢が示され、追加利上げ観測が後退したことが好感された。ダウ平均は74.23ドル高の17325.76、ナスダックは35.30ポイント高の4763.97。

欧州市場は全般軟調に推移している。ロンドンは続伸で始まったが、金融株が弱い動きとなり、下げに転じている。欧州市場は軒並み1.0前後の下げとなっている。米株先物についても、NYダウで50ドル安程度での推移に。イベント通過によって利益確定の流れに向かいやすいか。

経済指標では、経常収支(10-12月)、新規失業保険申請件数(先週)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)、消費者信頼感指数(先週)、景気期待指数(3月)、JOLT求人件数(1月)、景気先行指数(2月)が予定されている。FOMC通過後であるため、指標内容には大きく振らされ難いと考えられるが、年内利上げ回数が下方修正されているなか、予想を上回る内容には素直に好感することになりそうだ。その中で大阪225先物はナイトセッションで300円を超える下落となっており、上値の重しとなる可能性もあるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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