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【特集】飯野海運 Research Memo(6):オイルタンカー、ケミカルタンカー、ガスキャリアは中長期契約が中心


■事業内容と特徴・強み

収益面では、飯野海運<9119>の主力船隊であるオイルタンカー、ケミカルタンカー、ガスキャリアは1年以上の中・長期契約が中心(ケミカルタンカーは約7割)のため、一般ばら積み貨物船に比べて運賃市況低迷の影響を比較的受けにくいという特徴がある。

主要取引先には、アストモスエネルギー(株)、出光興産<5019>、王子ホールディングス<3861>、JXエネルギー(株)、全国農業協同組合連合会、電源開発(J-POWER<9513>)、東ソー<4042>、日本ゼオン<4205>、北海道瓦斯(株)、SABIC(Saudi Basic Industries Corporation)などがある。

なお2015年11月には、アストモスエネルギー(出光興産グループと三菱商事<8058>グループのLPG部門が統合したLPG商社)と、新造VLGC(大型LPG外航船)1隻の定期用船契約(竣工予定2019年上半期)を締結した。アストモスエネルギーとは既存船・新造船含めて6隻の定期用船契約を締結しており、本契約により合計7隻のVLGCを運航することになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)

《HN》

 提供:フィスコ

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