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【経済】中国:2月乗用車販売0.9%増、セダンの低迷鮮明


中国の乗用車販売台数は今年2月、前年同月比0.9%増の132万500台に伸び悩んだ。伸び率は、直近数年の月次ベースで最低に沈んでいる。セダン販売が18.0%落ち込み、全体の足を引っ張っている。ミニバンも7.7%増と、1ケタの伸びに減速した。一方でSUV(スポーツ多目的車)は好調が持続。前年同月比で43.9%伸びている。盖世汽車研究院が報告した。
乗用車販売に占めるセダンの比率は縮小を続け、2月は51%に低下。前年同月(62%)比で11ポイントも低下した。一方でSUVは36%(↑11P)に上昇。ミニバンは13%で横ばい推移している。
メーカー別では、上汽大衆が13万7200台を売り上げてトップ。以下、一汽大衆(10万7100台)、上汽通用五菱(10万4300台)が続いた。上汽通用は10万1600台にとどまり、トップ3から外れている。日系勢では、東風日産が10位圏内を外れる半面、一汽豊田が10位に上昇した。
ブランド別では、中国自主ブランド勢の躍進が目立つ。長安ブランドが8万6696台を販売して、前月の3位から2位に順位を上げた。宝駿ブランド(上汽通用五菱の合弁自主ブランド)も前月の8位から5位へと3ランクアップ。6万2043台を売り上げて、トヨタブランドの5万5752台、ホンダブランドの5万3567台を一気に抜き去った。
1位はフォルクスワーゲン(VW)ブランド(19万3083台)が維持。ビュイックブランド(6万5252台)は、前月の2位から3位に順位を落とした。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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