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【市況】先高感は高まるものの、積極的に上値は追いづらい状況か/後場の投資戦略


日経平均 : 17,209.57 (+235.12 )
TOPIX  : 1,377.66 (+17.16 )

[後場の投資戦略]

 日経平均は理想的な反発をみせている。テクニカル面では5日線を上回ってのスタートとなり、ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジをキープ。さらに一目均衡表では雲下限が16828円まで切り下がりをみせる一方で転換線が支持線として機能していたが、転換線のサポートしつつ、雲下限を突破してきた。遅行スパンは上方転換シグナルを発生させており、雲下限突破によってセンチメントを明るくさせる。また、価格帯別出来高では16900-17100円での積み上がりが大きいが、これを再びクリアしてきたことも先高期待につながろう。
 もっとも、出来高は9億株台、売買代金は9445億円と低水準であり、金融イベントが通過する一方で、期末接近により機関投資家等は動きづらくなる。また、個人の売買についても、明日がIPOラッシュとなるため、大引けにかけては換金売りなどから、利益確定の流れが強まる可能性も意識されてくる。先高感は高まるものの、積極的に上値は追いづらい状況といったところか。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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