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【市況】今日の日経平均はこうなる~16900-17100円のレンジを想定


【小幅高となる】16900-17100円のレンジを想定=村瀬 智一

16日のNY市場は上昇。連邦公開市場員会(FOMC)の結果を控え、小幅に反落して始まった。注目されたFOMCでは、政策金利は据え置かれた。声明文やイエレンFRB議長の会見では、今後の利上げ見通しを従来よりも緩やかにする姿勢が示され、追加利上げ観測が後退したことが好感された。また、原油在庫が小幅な増加にとどまったことを受けて、原油相場が上昇したことも材料視された。ダウ平均は74.23ドル高の17325.76、ナスダックは35.30ポイント高の4763.97。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の16840円。

米国市場の流れを受け、若干買い先行の展開になろう。前日までの調整で5日線やボリンジャーバンドの+1σでの攻防となっており、自律反発を見せたい水準である。また、一目均衡表では雲下限が16828円まで切り下がりをみせてくる。転換線が支持線として機能しているが、これが16893円辺りでの推移であるため、転換線のサポートが続くことで、雲下限を突破してくる可能性が高い。遅行スパンは上方転換シグナルを発生させており、雲下限での踏ん張りをみせたいところである。もっとも、価格帯別出来高では16900-17100円での積み上がりが大きく、これを割り込んでの推移が続くと、上値抵抗として意識されてくる。16900-17100円のレンジを想定。

《SY》

 提供:フィスコ

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